キャンピングカーのレンタル事業を全国展開するキャンピングカー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:頼定 誠)は、2025年10月23日(木)、千葉県市川市との間で「災害時におけるキャンピングカーの貸渡しに関する協定」を締結いたしました

(市川市長:田中 甲、キャンピングカー株式会社:頼定 誠)
■本協定の目的と概要
本協定は、台風や地震といった大規模災害の発生時、市川市からの要請に基づき、キャンピングカー株式会社が保有するレンタル車両を優先的に供給することを定めたものです。 災害応急対策に必要な車両(人員輸送、物資輸送、休憩・宿泊拠点など)を迅速に確保し、災害対応の円滑化を図ることを目的としています。 市川市は必要台数や配車場所を指定し、当社は全国のネットワークを活かして速やかに車両を指定場所へ届けます。
■災害時におけるキャンピングカーの優位性
キャンピングカーは、それ自体が独立した生活インフラとプライベート空間を兼ね備えており、災害時に多方面で活躍します。
・休息・就寝環境の提供:複数名が横になれるベッドスペース
・電源の確保:インバーターによるAC電源、各種ソケットを装備(一部車両による)
・寒暖対策:エンジン停止中も使用可能なFFヒーターによる暖房機能
・生活基盤の維持:カセットコンロや給排水設備(キッチン・シンク)
・プライバシーの保護:避難所生活でのストレスを軽減する個室空間の確保
これらの標準装備に加え、オプションとして提供しているポータブル電源や災害用トイレを併用することで、より強力な支援拠点として機能します。当社は全国の営業所網を駆使し、これらの車両と装備を災害時に即応できる体制を構築しています。

■今後の展望:全国の自治体・企業との連携強化
当社は、2018年の西日本豪雨における岡山県倉敷市への車両提供をはじめ、千葉県白井市(2019年)、岡山市(2021年)、千葉県松戸市(2022年)、神戸市(2024年)など、各地の自治体と防災協定の締結や防災関連事業の実績を重ねてまいりました。 現在、全国35か所の営業拠点をさらに拡大していく計画であり、それに伴い、各地域との防災連携を一層強化してまいります。 今後も、行政機関やボランティア団体等と緊密に連携し、日本全国どこで災害が発生しても迅速に車両支援を行える体制づくりを推進し、社会貢献に努めてまいります。

