自然って気まぐれ。。。走行距離700kmキャンピングカーで大移動珍道中
2018.04.10
北海道の大自然をキャンピングカーで悠々自適にまわる。
誰もが一度は思い浮かべる憧れの光景ではないでしょうか?
ただ、関東から北海道までいくまでにはなかなかの移動距離になります。
今回は当社スタッフが北海道までのキャンピングカー移動中に自然の気まぐれに遭遇してしまい
旅程が大幅に狂ったというそんなお話です。
~川崎⇒北海道 車両大移動の巻~
想定外の珍事続出の珍道中体験記!
少々長いですがスタッフの体験談を基に皆様におかれましてはくれぐれも気をつけて楽しい旅をお過ごしください。
今回の目的地は新千歳空港。出発は川崎です。
川崎から八戸まで運転→フェリーで北海道苫小牧へ→苫小牧から運転して新千歳にゴールするという旅程です。
しかも時間がタイトでこんな感じで合計26時間の旅路です。
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1日目 AM10時 川崎 → 自走 → PM9時八戸港
PM10時 八戸港 → フェリー → AM6時 苫小牧港
2日目 AM6時 苫小牧 → 自走 → お昼までに新千歳
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飛行機だと2時間で着いてしまう北海道ですがキャンピングカーを運ぶとなるとそうはいきません。
自走距離にして約700km。
時間もかなりタイトではありますがとにかく安全運転で無事に新千歳CRCへ車両を運ぶというミッションです。
さて、いざ川崎を出発。
幸い道路状況もよく首都高、群馬、福島と順調に通過。
到着予定時刻も大幅に短縮され順調にすすむ。
これは楽勝か!と思わましたがそうもいかないもので。。。
福島も終盤にさしかかった所で天気が一転、、、快晴だった青空は雨雲に。。。
そして土砂降り。
岩手に入るころには雨がなんと季節外れのまさかの雪に。
たちまち高速はまさかのチェーン規制。
想定外の事にチェーンを装着していないスタッフ。
このままでは目的地にたどり着けません。
岩手に入り盛岡手前で断念し高速を降りることにし、まずはチェーン装着をしなければと一番近いオートバックスまで来た道を戻る形で40分。
行くしかない。後方車両には申し訳ないがゆっくりと走行。
やっとの思いでオートバックスへ到着。時刻は18:45。
お店に駆け込み
私:「すみません、チェーンはどこに置いていますか?」
店員:「、、?もう置いていません。季節もので3月いっぱいで引き上げてしまいました。」
私:「いやいや、、ないって、、嘘でしょ?」
事情を説明してもないものはない。
さてどーするか考えてもらちがあかないので上司に連絡。
選択肢は1つ。スタッドレスタイヤを購入し前に進むのみ。
組み換えに1時間かかるといわれてしまいます。
しかしスタッドレスを履かないと動けないので事情を説明して急ぎで作業してもらいました。
そんな時は焦っても仕方ありません。運転の疲れをとるためにファミレスで抹茶パフェを食べながら1時間待機。
スタッドレスの組み換えも無事終わりさぁ出発!とこの時点ですでにPM8時。
もちろんフェリー出航の時間には間に合いません。
フェリーをキャンセルし、翌日のAM8:40のフェリーに切り替え。
一晩明かす事になり、さて困ったのは宿泊場所。。。
なんですが乗ってきたのはキャンピングカー。
どこでも寝れる、動く家ですからね!
なんとかゆーゆーらんどというスパ銭湯を探し出し凍えた体をあっためる事もできて安堵。
外は吹雪。
キャンピングカーでなければ大変なところでした。
(皆さん八戸で困ったら八戸港から車で10分、ゆーゆーらんど!が大変オススメです)
翌朝は無事にフェリーへ乗ることができ苫小牧港まで7時間。
16:00 定刻通り苫小牧港着。
ここから新千歳CRCへ、任務完了まで40分。
バタバタの旅も色々あったが無事任務完了。
新千歳CRC方達と少しお話して帰路。
長い旅では想定外の事も起こるもの。
安全運転と「むしろこの状況を楽しんでやろう」という広い心構えで旅に出る大事さを身に染みておもった珍道中となりました。
皆さんも急な気候の変化など気を付けて楽しいキャンピングカーライフをお過ごしください。