【キャンピングカーで登山】キャンピングカーは登山やアウトドアスポーツに使えるか??【宿泊設備編】
2017.12.18
キャンピングカーには様々な用途がありますが、今流行りの登山やアウトドアスポーツに本当に使えるのか?
登山やアウトドアが趣味のワタクシが何回かに渡ってメリット・デメリットを検証したいと思います。
今回はキャンピングカーを利用しない場合の一般的な登山での移動・睡眠についてのお話です。
【全編】はこちら→キャンピングカーは登山やアウトドアスポーツに使えるか??【交通編】
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<土日を利用して登山/キャンピングカーを利用しない場合>
関東在住の方が日本アルプスや八ヶ岳に登山に向かわれる場合、金曜日の勤務後帰宅し
a)土曜日 朝発(自家用車・高速バス・あずさ等特急列車)
b)金曜日 夜出発(自家用車・夜行バス)
の二つの内いずれかのスケジュールとなります。
◆a)土曜朝発のケース
a)であれば自宅で睡眠後に出発となるため、土曜日の山歩きもさほど苦になりません。
しかし、出発が遅い分到着も遅くなってしまうため、土日の二日間を十分に活用できなくなります。
穂高岳や白馬岳など、北アルプスの名峰を普通の土日2日間で登って下りて帰宅しようとなると
さすがにa)の土曜日朝発では時間的に厳しくなります。
◆b)金曜夜発のケース
b)の金曜日夜発は、出発が早い分現地到着も早くなり、土日を有効活用することができます。
しかし、下記の苦しみが存在します。
・夜行バスでは熟睡できず、早朝現地でバスを降りる時には眠いまま。腰も痛い・・・
・深夜運転で夜明け前に現地到着。空いているホテル等あるわけもなく車で車中泊。狭い・寒い・・・
北アルプス北部の立山・劔岳ともなると、現地駐車場に到着してから出発時刻まで3時間・4時間ということも。
又は、険しく難しい山を目指す日こそ、良質な睡眠を確保し、最高のパフォーマンスで挑みたいところ。
◆金曜夜の登山基地の駐車場では・・・・
北アルプスの沢渡、 馬場島、八方尾根。中央アルプスの菅の台。南アルプスの芦安、奈良田、畑薙。八ヶ岳の美濃戸口などなど
登山基地の駐車場は、翌日の登山に向けて多くの登山者が工夫をしながら睡眠時間を確保しています。
後から来る車のヘッドライトの灯り(上向き)で起こされないよう日よけをして寝たり、寒さで目覚めないよう寝袋に包まって寝たり。
また、混みあわない駐車場であればテントを設営する強者も。
金曜日は定時まで働き、渋滞を避け、早めに現地入りして最大限の睡眠を取る、となると、
多くの登山者はこのような行動パターンに似通ってくると思います。それしか選択肢がないとも言えます。
◆時々キャンピングカーの姿も
駐車場の奥の方には時々キャンピングカーが停められていることも。
キャンピングカーは普通の乗用車よりも快適に寝ることができます。足を延ばして寝られる。エンジンを掛けなくても暖房が付けられる。
ザックの中を開かなくてもお湯を沸かすことができる。大人数で登山に出掛けても多くの荷物を楽々収納できる。
登山者の共通の課題、交通手段と宿泊施設。様々なメリットが集約されているのがキャンピングカーとも言えます。
◆キャンピングカーをレンタルしたら得か損か??
キャンピングカーもピンからキリまで。普通乗用車の二倍・三倍の面積のもあれば、見た目普通のハイエースと変わりのないキャンピングカーまで。
キャンピングカーを持っていないなくても、レンタルがある。レンタルするなら一人当たり幾らかかる?
多少割高でも快適に眠れるなら?その快適さを幾らで買えるの??
次回、第3話では東京CRCでキャンピングカーを借りた時、幾らかかるのか?一人当たりの出費は?レンタル代+高速代+ガソリン代・・・
具体的な金額を交えて解説したいと思います!
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