【キャンピングカーで登山に行ってみた】キャンピングカーを”レンタル”して登山に行くのは損か得か??

登山に行くにはいろいろな交通手段がありますよね。自分の所有する車や友達の車に乗せて貰ったりしていく自家用車のプランが王道のように思えますが、電車やバスで行く方法も時と場合によっては便利だったりもします

 

今回、自家用車以外の交通手段で行く「夜行登山バス」と「電車+路線バス」のプランに比較する形で、「キャンピングカーをレンタルして登山に行く」。そんなレポートを報告したいと思います(^^)

 

 

  ◆比較するプラン
・「夜行登山バス」プラン:都心のターミナル駅から出発し翌早朝に登山口に到着する
・「電車+路線バス」プラン:JR特急と現地の路線バスの組み合わせて登山口に到着する
・「キャンピングカーをレンタルして」プラン:東京CRCで最高級車種のキャンピングカーをレンタルして登山口に到着する

この3つのプランの料金を比較し、その金額差に対するメリットを評価し、損か得かを判断したいと思います。

 

◆キャンピングカーってレンタルできるの?
最近街中や高速道路のSAやPAでもよく見かけるようになったキャンピングカー。外観は目立つのに、車の中はどうなってるの?結構ガードが固く内情を知ることが難しい・・・
「これって広くて快適なの?」「冬でも車内は暖かいの?」「楽しいの?」「お金かかるの?」「お高いんでしょ?」
買えば一台数百万円から一千万円もする高価なキャンピングカー。
今や全国にキャンピングカーレンタルを借りる店は増えています。でも借りたらどうなる?という部分が見えてこない為、借りることに躊躇している方もいるかもしれません。そんな方にお役に立てるレポートにしたいと思います!

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◆今回の山行の前提条件
・東京都新宿付近発着
・目的地は八ヶ岳の赤岳鉱泉(美濃戸口に登山計画書を提出)
・人数は6名(乗車定員は7名)
・全員雪山経験者(テント泊4名、小屋泊2名)

 


ではこれよりレポートを始めまーーーーーーすっ( ^)o(^ )

 

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◆キャンピングカーは借りるといくらなの??

 

結論から書きます。

 

今回掛かった交通費は77,951円。6人で乗車したので÷6で12,992円!

 

えっ?
12,992円?
仮に7人で行ってたら11,136円?
ええっ??

 

ちなみに新宿から特急スーパーあずさ+路線バスプランで一人当たり12,876円。キャンピングカーって、電車で行くより安いの?
どうやらそのようです(^^;
計算してみて意外な数値が出てしまいました。じゃあ「キャンピングカーをレンタルして登山に行ってみた」レポはもう終了??
いや、もう少し書き続けてみたいと思います(^^;

 

その日たまたま便の設定のあった夜行登山バス。こちらは一人11,000円。さすがにバスにはかなわない。でも、キャンピングカーをレンタルして人数で割れば、電車、バスと同じような価格帯で行って帰ってこれる。これ、やってみてわかったこと( ..)φメモメモ

 

 

◆キャンピングカーをレンタルして登山に行くってどうなの?

 

はい。漠然とした疑問を少しでもイメージがわくよう、今回我々登山隊が撮ってきた写真を元に、キャンピングカーの面白さをご紹介したいと思います。

 

1)待ち合わせ場所問題
*事前に停められる場所を調べておこう
事前にキャンピングカーが停められる場所を調査したうえで待ち合わせ場所を決めるとよいでしょう。横幅が2m、高さも3m近くもあるので、都会でキャンピングカーを停めることのできる駐車場はあまりありません。コインパーキングの利用も都心では困難と思われます。
同乗するメンバーには時間厳守で集合してもらい、全員が集まった時点で車を”停止”し、全員が乗車したら速やかに立ち去る方法になるかと思います。

 

2)荷物問題
*冬山装備6人分でも余裕あり
登山は荷物が大きい。特に冬山になると更に大きい。更にテント泊になるとかなり大きい。
冬山テント泊だとコンパクトカーで行こうとすれば3人が限界。荷物が大きいため。でも、キャンピングカーだとどうだろう。
冬山の荷物をキャンピングカーに載せてみた。。。
image (1)
予想通りの荷物(笑)
右から2番目3番目は小屋泊組の2人。40リットル程度のザック。残りはテント泊。食事は”キムチ鍋”そして氷点下の寒さをしのぐための大量の酒類を持参したと聞く。80リットル級のザックが4つ。一番左の隊員は自分のザックを背負うだけでなく左手に筆者のデカザックを持つ。

 

試しに全てのザックを床に置いてみると・・・・
image (2)
伝わらない・・・・(^^;
image (3)
幅2mのキャンピングカーでなければ1台では運びきれない。という点はわかった。
今回は夜発の為、移動中は全て真っ暗。写真で伝えづらい点をおわびいたしますm(__)m

 

3)運転は難しいの??
*経験者なら大丈夫。経験すれば大丈夫に。
普通の乗用車と比べて大きな違いは、その大きさ。
狭い住宅街に入り込んだらかなりキツい。しかし、広い道路だけなら大丈夫。車の大きさを意識せず運転できます。
また、今回借りた車はスタッドレスタイヤの4WD。1月に関東地方を襲った2回のドカ雪の影響で小淵沢ICを降りた後、駐車場のある美濃戸口までは始終雪道だった。雪道では急の付く動作は禁止(急加速・急ブレーキ・急ハンドル)。ゆっくり穏やかな動作で運転をすれば、たとえ凍結路の混じる雪道であってもヒヤリとすることなく運転することができた。
新宿の待ち合わせ場所から現地までに立ち寄った個所は、高速道路のサービスエリア、小淵沢IC付近のコンビニの2カ所。帰りはそれらに加えガソリンスタンドも。どちらも駐車帯は広く、車の幅や高さを気にすることはなかった。

 

image (4)
道路は真っ白。雪が降る中の走行。スタッドレスタイヤは絶対条件。4WDの車種を選べば安心感が増す。

 

image (5)
キャンピングカーに装着されていたスタッドレスタイヤ。今回の雪道を不安なく運転することができた。

 

4)キャンピングカーって快適なの?
*快適です。楽しいです(^^)v
はい、キャンピングカーが無事美濃戸口の駐車場に到着しました。ここからがキャンピングカーの本領発揮!
普通の車での到着なら、エンジン掛けながら缶ビール1缶あけて、飲み終わったら寝袋に包まりエンジンを切って翌朝まで仮眠。これが一般的。
でも、寒くて狭く、寝心地はイマイチ。他の車が近づくと上向きのライトで車内がまぶしくなったりと、乗用車の車中泊は苦行に近いものも。それが氷点下の厳冬期ともなると更にツライ。

 

image (6)
あら快適!
キャンピングカーでは氷点下10度を下回る外気とは関係なく、到着後の宴会を快適に始めることができます!
車内のFFヒーターはエンジンを切っても動く優れもの。気温を25度程度に設定。車内は熱くなるほど。

 

宴会中、別の車で来たメンバーとも合流。車内に誘い30分程度の小宴会を開始しました。

 

ソファーとテーブルと照明があるとお酒は飲みやすい!
1時間経過しても・・
1.5時間経過しても・・・
飲み会は終わらず。
image (7)
結局ボトルを1本からにしてようやく就寝へ(^^;
※登山前日(当日)の飲酒は控え目に・・・・

 

5)キャンピングカーの便利な設備・装備
・冷蔵庫
途中で購入したビールなどの飲み物をキンキンに冷やすことができます。
また、登山中に余った缶ビールや持って行かない食材を凍らせないよう、冷蔵庫に入れて出発する手もあります。
冷蔵庫は加温機能はありませんが、冷蔵庫自体がクーラーボックスのような役割を果たすため、1泊程度であれば
凍らせることなく食品を保管することができます。

 

・コンセント
携帯やカメラなどの充電ができます。延長コードなどを持参するととても便利。下山直後、即充電ができるので
山中に持って行くモバイルバッテリーの量も減らすことができます

 

室内がロッカーや更衣室代わり
乗用車とは比較にならないくらい大きな空間を持つため、キャンピングカーで使用する専用の寝袋や寝巻き、枕も持参可能!登山に出発直前まで、山用のザックを開けずに寝泊まりできるのは本当に楽です。
また、立ったまま着替えができるのも本当に楽。特にインナータイツやビブを着る時に実感できます。カーテンが備わっているのでプライバシーの確保された暖かい更衣室になります。更に机の上に鏡を置いて化粧ができる点も女性には好評でした。

 

・ベッド
キャンピングカーの種類によってベッドの位置、サイズは異なりますが、複数個所にベッドがあれば、眠くなった順に寝ることができます。最初は常設型のベッドや運転席上のバンクベッドから寝始め、最後まで飲み続けた人はテーブルを片付けその場所をベッドに。

 

*宴会中のイメージ↓
image (8)
*宴会後のイメージ↓
image (9)
ただ、自宅やホテルのベッドのサイズとは異なります。
一人当たりの幅はテント泊を想像すると良いと思います。

 

6)登山はどうなった?
*ちゃんと登ってきました!
なんか雪山(駐車場)に宴会してきただけ?に思えてしまう写真ばかりでしたが、
翌朝ちゃんと目を覚まし、(ほぼ)時間通りに出発することができました!
睡眠時間は3時間程度。でも睡眠の質は乗用車での苦行のような睡眠とは比較にならない程、快適な睡眠を得ることができました。
image (10)
夜明け前、明るく暖かい室内での朝食。登山計画書も車内のテーブルで記入 。立った状態での着替え。テーブルを使っての化粧等の身支度。
広い車内でのパッキング等を経ての出発。登山計画書も車内のテーブルで記入し、こちらのポストに投函してきました!

 

image (11)
当日も寒気が本州全体を包み込んでいて、底冷えの寒さ。でも天気は良好。

 

image (12)
この日は赤岳鉱泉で「第8回アイスキャンディフェスティバル」開催中!

 

image (13)
最新のギアをレンタルして兎に角登る

 

image (14)
登る!

 

image (15)
初めてのアイスクライミングでも登る!

 

image (16)
そして明るいうちにテント設営。今回は3張り。

 

image (17)
晩ご飯の鍋。鍋の具材だけで数キロの重さ!
スーパーで購入した食材を車内で仕分け。不要な包装はゴミ箱に。肉・野菜を適宜カットし、必要以上の食材は車内の冷蔵庫に保管して出発。レンタカー返却後、帰宅した後、食材は全て美味しくいただくことができました。

 

image (18)
肉野菜の重量を上回るであろう種類の数々。これでもまだ一部。

 

image (19)
出発時よりも人数増えてる?!氷点下12度の外気に触れながらの鍋パーティー
食材も酒も十分なので、みなさん眠くなるギリギリまで鍋&酒を楽しみました

 

image (20)
二日目も登る

 

image (21)
太陽が出ると氷が青く輝きます

 

image (22)
下山直前、赤岳鉱泉の社長を囲んで。来年もまた来まーす!!

 

7)まとめ
・キャンピングカーは快適で楽しい
・キャンピングカーはレンタルすれば高くない
・キャンピングカーで登山に行くと様々なメリットを感じられる

 

といったところでしょうか。
今回利用したキャンピングカーは、東京CRCの中では最高級車種となるハイエンドキャブコンでした。他にもお得なクラスやサイズもあるので、色々シミュレーションをしてみるのも良いかと思います。
もしも、これまで特急や登山バス、レンタカーなどで山に出かけている方がいらっしゃれば、一度キャンピングカーをレンタルしてその良さを試してみるのも手かもしれません。
キャンピングカーのメリットを享受するために、プラスいくらの出費がかかるか?が今回のレポートを書く動機だったのですが、同じ値段で行けちゃうとわかり、実は拍子抜け。上記に書いた「これだけ楽しく快適な時間」を実質無料で過ごせる、と書いてしまうのは言い過ぎでしょうか?(^^;
今回のレポは冬山ということもあり、夏山とは違う点も少々あります。
今後は春山編、夏山編、秋山編のレポもしてみたいと思います!

 

*費用詳細
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