【キャンピングカーで登山】キャンピングカーをレンタルして登山に行く時の注意点【細かすぎて伝わらない?】
2018.04.03
前回の記事
厳冬期の八ヶ岳に登山に行った時に感じた細かい感想です。
次にキャンピングカーをレンタルして登山に行かれる方のためのヒントになれば幸いです(*^-^*)
◆食材の買い物
【車でちょっとお買い物、はかなり困難】
都内のスーパーで到着後の宴会のお酒やつまみをお買い物。
普通車ならスーパー併設の駐車場やコインパーキングに駐車してお買い物が楽しめますが、レンタルキャンピングカーとなるとそうはいかない。
【困難な理由】
普段乗り馴れないサイズのキャンピングカー。乗り出して数分、数十分で乗りこなすのはかなりハードルが高い。
都内にあるスペースの小さい駐車場に停めることはなかなか難しい。
特に全高2.9m、全幅2m、全長5mになるキャブコンの場合は、物理的に駐車不能なスーパーがほとんど。
【お勧めは】
予め役割分担し、買物は運転手以外の人に買ってきてもらい、集合すること。
もしも早い時間に車を借りられるなら、目的地の地方のスーパー(山梨のスーパーやまと等)の青空駐車場なら安心です。
大きなスーパーには大きな駐車場もあったりもしますが、キャブコンを借りている場合はついつい地下駐車場や立体駐車場に入り込まないようご注意を。おでこの部分、バンクベッドは高さ2.9m。乗用車のつもりで入り込んだら・・・・・Σ(゚д゚lll)
助手席の人とも、全高についてはいつでもどこでも意識し続けましょう。
◆誰が助手席に乗るか?
【ズバリ不人気な助手席】
キャンピングカーに乗って仲良しと遠出!みんなテンションアゲアゲ。超ハッピー!!
机を囲んでみんなでワイワイ、気分が落ち着いたらトランプやると更に盛り上がったり。
運転手以外はね(^^;
【人気のない理由】
キャンピングカーにはダイネットと呼ばれるリビングスペースがあります。普通車と異なり対面シートであったりリラックスのできる長椅子だったりするので、乗員は仲良くなりやすい環境。
一方キャンピングカーのベース車はトラック系なこともあり、運転席とダイネットには物理的な距離と壁が存在します。また、トラックベースということはエンジン音もそれなりで、運転していると後から笑い声が聞こえるだけで、会話の内容までは聞き取れません。
最初のうちは、「えっ?今なんていったの?」何に盛り上がっているのかが気になりいちいち大声で聞き返していた運転手も、途中で聞き返すのを諦めちゃいます。
【お勧めは】
運転手と助手席はカップルシートと割り切る(笑)。仲の良い男女を配置。これこそwin-winですね(^^)
もしそんなうまい具合なカップルがいない場合は・・・・
【車を停める毎に助手席に座る人は必ず交代 】←これ、意外に面白い。
サービスエリアやコンビニ、道の駅、目的地、立ち寄り湯、ガソリンスタンド。キャンピングカーを借りてから返すまで、車は必ずどこかで駐車しますよね。その時に【必ず】助手席交代、というルールにするのです。
出発前に、ゲーム感覚で全員の前で言うと良いと思います。
交代の間隔はマチマチ。それもまたゲーム感覚。運転をしなくても助手席を経験することで、キャンピングカーの特性が良くわかるし、運転手の大変さも理解してくれることと思います。
◆標高を意識した目的地選び?
【FFファンヒーターの制限】
登山目的、特にアルプスや八ヶ岳となると、必然的に登山口は限られます。
キャンピングカーの旅を最大限に楽しませてくれる装備の一つがFFファンヒーター。
乗用車の暖房と違って、エンジンを切っても車の燃料を使って安全に静かに温風を送り込んでくれる車内ストーブ。
FFファンヒーターの世代にもよりますが、稼働するのは標高1,500mまでに限られています。
ヒーターが動かなければ冬場の宴会は困難。事前にヒーターの性能と標高を確認の上、駐車場所を選びましょう。またはダウンジャケット、ダウンパンツ、ニット帽をかぶれば十分宴会ができる程の暖かさを確保できます。
【標高が高くファンヒーターが稼働しない場合は】
FFファンヒーターが稼働する標高まで下がり、その付近の安全な駐車場で仮眠しましょう。
【参考:主な登山口のだいたいの標高】
・北アルプス
扇沢 1,430m
新穂高温泉 1,100m
沢渡 1,000m
・中央アルプス
菅の台バスセンター駐車場 850m
・南アルプス
市営芦安駐車場 890m
奈良田 820m
・八ヶ岳
美濃戸口 1,500m
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅駐車場 1,770m
・富士山
富士宮口5合目駐車場 2,400m (冬季閉鎖)
こう見ると、富士山、北ヤツを除けば、だいたいの登山口は標高1500m以下。ギリギリなのが扇沢、美濃戸口といったところですね。
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今回は【細かすぎて伝わらない?】と題し、かなりマニアックな内容を書きました。
いかがでしたでしょうか?
キャンピングカーは乗ってみないとわからない。借りてみないとわからない所がとても多いです。
乗用車とは違う様々な違いを、今後も投稿したいと思います(^^)
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